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あらかじめ自分が持っていた遺伝的特性としてのすがたカタチと、それが現実に機能するところの自然環境の条件によって、あらかじめ何もかもが決定されているのである。 もちろん、そうしたことは歴史的な方向性として、そう言えることなのである。そうならざるを得ないという意味でそうなのである。 ということはまた、そうでないことも十分にあり得るということである。可能性としての適応が、予測できない方向へと進むことがあるのである。連続性の延長としての変化ではなく、それまでの連続性を切断するようなカタチの「変異」として現れることがある、ということである。そしてこれもまた、遺伝が持つ可能性なのである。 |
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