| index＜ 日誌 ＜ av表情＜ 23-44「見えない世界８ためらい」p8 |
| 始め意識されていたことが、際限なく繰り返されることによって無意識になり、そして条件反射が無条件反射になって、自分たちの情緒の世界を支配し続けているのである。 しかしこの「情緒」という考え方自体がまた、意識や思考に基づく観念の世界なのであって、それ自体が歴史という時間の中で、自分たちの根源となったもの、それが目指すもの、方向性というものを反映しているのである。 私たちは、現実の目に見える物理的・空間的世界のみならず、それが動き変化して行く、そうした目に見えない時間という歴史の世界を生きているのである。 |