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自分でも気づかず、知ることもほとんどない自分の中の無意識の世界。自覚もされず意識もされない、そうした本能的で衝動的な世界。自分でも知らないところで自分を支配し、方向づけ、追い立て続ける、そうした意識以前の無意識の世界がそうなのである。 私たちはたんに、自分の肉体に支配されているだけでなく、そうした肉体がもたらしてきた営みや働きの歴史的な条件によっても支配され、条件づけられ、方向づけられているのである。 生活のルーチン(型)、文化や習慣、そして社会のシステムがそうなのである。そしてこうしたことが、肉体の不随意な生理がもたらす情緒の世界なのである。 |