index< 日誌 < av表情< 23-44「見えない世界8ためらい」p8



6、無意識の世界。


これはどういうことかと言うと、私たち人間は、物理的・空間的存在であるだけでなく、時間的・歴史的存在でもあって、そしてこの時間的な長さによって制約されるということである。

すなわち、歴史的条件によって制約される共に、その時代という歴史的な連続性の中を生きているのである。まさにこうしたことが、私たちの肉体の中で生きている生理や神経作用のプロセスとして生き続けていて、そしてまたそれが、無意識の情緒の世界に映し出されているのである。

そして、このような生理がもたらす情緒といったものが、私たち自身が忘れ、失われ、気づくこともなく捨ててきた無意識の世界なのである。

戻る。                続く。

index< 日誌 < av表情< 23-44「見えない世界8ためらい」p8