index< 日誌 < aj情緒< 23-45見えない世界9「意義申立て」p7 |
何かしらの行為の前の意志の緊張と集中は、人間にとってもっともそれに相応しい姿勢を取らせる。そしてそれに即応できる、神経と筋肉の配置替えと集中をもたらす。これが、クチを閉じ、息を止め、目を細め、あるいは目を見張り、耳を澄ますといったポーズである。 身体中の筋肉と神経を意図するターゲットへと集中しさせている。行動前の注意力の深い集中、余計なものは何もとどめず、あらゆる事態に即応できる姿勢を維持するために、息を止め、クチを閉じ、相手の動きに全神経を集中させている。 そしてこのような予測と、その準備と、その行動との間に時間的なズレがあるということである。また、それが作用する器官と組織が、それぞれ別のところにあって、それぞれが別のもので、それぞれが別の事情で動いているということである。 |