index< 日誌 < aj情緒< 23-45見えない世界9「意義申立て」p7 |
このようにして、自分の中で自分を感じ、そうして自分で自分を見ているのである。もう一人の自分が、自分の中で見えてくるのである。自分の中で自分が分裂していて、このような分裂が自分の中で自己と他者を作り出して、自分で自分を意識する自己意識になっているのである。 そしてそれに暗示され、示唆され、否応(いやおう)なくそれへと強制され、追い立てられて行く。自分の意思を無視し、自分の意志に反してさえも、それへと導かれてゆくのである。これは、自分でもどうにもならないのである。 |