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1、カオス。


何かをしようとする人間の行動の直前、およびその最中、そして最後にそれを元に戻すための動作や仕草。そして、そうした動きを作り出す、肉体内部の様々な器官や組織といったもの。

このような肉体の様々な部分が全体となって、一つの行為を作り出している。あるいはまた、そうした行為というのを強制している。まるでそれしかないように。

このような肉体の様々な部分の働きといったものには、それぞれに時間的な順序と空間的なズレが発生する。そしてまた、この様々な部分の間で複雑で重層的・横断的な連携と、これに随伴する直接的・間接的な連鎖の偶然がある。

それはまるで、混沌としたカオスの状態である。そうして身体全体が一つの世界を構成しているのである。

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