index< 日誌 < av表情< 23-48情緒の世界1「祖先の記憶」p5 |
泣いても笑っても、怒っても恐れても、その当初の不快の表情の型だけがずっと後まで残っている。そしてこれが自分の情緒の印(しるし)しとして自分に感じられ、自分の情緒の現実のカタチとして思い出され、感じられ、印象付けられる。 そしてそれが自分の情緒の現実のカタチ、証明のように思えてきて、それなくして自分を見つけられず、確かめられず、自分でも自分を認めることが出来なくなっている。 つまり、自分自身の情緒の証明のようになっているのである。そうやって自分で自分を確かめているのである。そしてこれが、実際の感情の動きとは無関係に、顔の表情や仕草の定形的なパターンとして確立しているのである。 |