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1、快と不快。


たとえば、快・不快の原因といったものが、環境や状況によって大きく変化してくる。

幼児期に遺伝と習慣によってもたらされる表情や仕草、また、その生理と反射作用といったものが、たとえ異なる原因と理由から発生したものであっても、同一の快、または同一の不快として感じられ、理解され、そして認められる。

これは言わば、変異のようなもので、現実に表現される表情は同じものであっても、まったく別の原因や理由を持つことがある、ということである。これがまた、怒り、おびえ、恐れ、苦痛や苦悩といった、異なる原因の異なる感情が、あたかも同じ感情の表情のように見えてしまう理由になっている。

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