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3、可能性。


同じ「快」または「不快」から出発しながらも、現実の状況や環境に応じて、それぞれ違う意味をもつようになる。そして当初持っていた理由や意味といったものが忘れられ、失われて行く。

しかしまた、そうした原初の意味や理由といったものが、どうしても必要とされる場合がある。環境が激変した場合がそうであって、そのままではもはや生きて行けず、いやおうなく他の生き方をせざるを得なくなる場合がそうである。

どうしても再度、自分を省みる必要に迫られているのである。実に致し方なく、やむを得ず、それしかなく、それ以外にあり得ず、それだけが残された唯一の可能性なっている場合である。そうして否応(いやおう)なく、自分自身の中の失われた記憶と可能性を探し求め始めるのである

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