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5、いざない。


すなわち、同一の表情でもって、異なる感情を表明しているのである。しかしまた、そうしたことが、私たちが自分たちの身のまわりで見ている風景の意味なのである。

同じ風景の中から、異なる情緒の世界を見ているのである。それは自分自身の情緒の世界を反映しているのである。風景は自分の中の、そうした未知の世界を映しだしているのである。

自分でも意識せずに無意識のままで、それへといざなわれ、導かれ、そしてそうした現実の範囲の中で考え、意識し行動しているのである。私たちが求めるものや、願うものや、気になるものを見て何かを感じるというのは、まさしくこうしたことなのである。

何かを感じるというのは、自分に対して感じているのである。自分でもそれが何であるか未だ知らず、気づかず、まただからこそ、それを求めて誘われて行くのである。

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