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4、自分の証拠。


眉間にシワを寄せて、手を眉の上にかざし、目を細めたりして過度の光の流入を阻止して、目の焦点を合わせようとしている。しかし、そうしたことは、そのときの感情の動機や目的にあまり関係がなく、ただ同一の情緒の動きを表現しているのである。そしてその表情が、眉間にシワを寄せて眩(まぶ)しそうに遠くを見つめている、「ヒンシュク」の表情なのである。

そうやって自分を確かめ、そして納得しているのである。そしてこれはどうしても必要なことなのである。少なくともそれは、自分が自分であることの証拠なのであって、そうやって自分を見失わずに済むのである。そうして自分にそう思い込ませ、自分を信じることが出来るようになるのである。

戻る。                続く。

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