index< 日誌 < av表情< 23-53情緒の世界6「自分であること」p4 |
恐れ、おびえ、脅威、憎しみ、怒り、苦痛、苦悩・・・。これらは様々な情緒の表現であるが、それでも「不快」という一点で包括し得る。あるいはまた、それが「不快」という心理状態の、表面に現れたカタチであるという点で同じものなのである。 実際、顔表面の表情自体も似たような表情が見られる。種々様々な苦悩やおびえ、憎しみなど、心の中の心理状態を別にして、それらが現実の顔表面の表情としてよく似ているのである。その理由や原因を問わず、表情という場合、この限られた顔表面のカタチで表現せざるを得ないのである。 だから、この表情だけを見てみると、それが怒りなのか、憎しみなのか、苦悩なのか判別しがたく、私たちはそうした場合、ワケを聞いて、おおよそのいきさつを知って、それが何の感情なのか、怒りなのか憎しみなのか苦悩なのかといった、感情の種別を特定してゆくのである。 |