index< 日誌 < av表情< 23-53情緒の世界6「自分であること」p4 |
しかし先にも言ったように、その基本のカタチはあくまでも「不快」の表情であって、またそれが、それらの感情の最初のカタチであって、そこから次の様々な感情の、より分かりやすい表情の具体的なカタチへと変化してゆくのである。そしてそれが自分にも知られてくるし、意識もされてくる。 顔の表情というのが、より具体的で、何かの目的や理由がより明白な表情へと変わってゆくのである。もちろんそれは、本人にはわかりにくい微妙で判別しがたい変化ではあるが、しかし、相手にはそれがよくわかる。 また当の本人自身も、このような自分が意識されてくる。自分の顔の表情やその感じで自分の心の状態というのが自分にもわかってくるし、意識もされてくる。 そうして不快というだけの、よく知られた表情とは違う、目的や意志を持った、より現実的な表情と意志表示のカタチになって行くのである。特に目の方向や、その色といったものに、それがよく現れている。 |