index< 日誌 < av表情< 23-53情緒の世界6「自分であること」p4 |
つまり、それは当初、自分でも意識せざる無意識の、不随意の表情だったのが、それが自分でも徐々に意識されるようになり、より現実的で実際的な表情へと変化してゆくのである。そしてそれが自分でも意識され、自覚もされてくるのである。 このような、人間が持つ表情や仕草といったものは、本来無意識の自分でも預かり知らず、コントロールもできない本能的な反射作用なのであって、それがやがて自分にも意識され、また、何かしらの意思表示やコミュニケーションの意図的で意識的な手段として変化してきているのである。 ここにおいて私たちは、無意識から意識へ、本能から自覚されたものへ、先天的なものから後天的なものへ、あらかじめ定められた遺伝的なものから、その後に自分自身が学習し取得したものの、変化や相互作用を見て取ることが出来る。 |