index< 日誌 < av表情< 23-54情緒の世界7「驚きと困惑」p2 |
異なる場面や出来事の、異なる事情や原因であっても、それらとは無関係に似たような情緒や生理の状態が、自分の中で始まっている。だからまったく異なる感情の場合であっても、顔の表情はよく似たような表情になることがある。 だからこのような場合、事情を聴いてみなければ分からないのである。怒りなのか、おびえなのか、あるいは苦悩や苦痛なのか・・・。それは、例えば怒りや恐れなどの具体的な表情になる前の驚きや困惑の表情なのである。 そしてその後すぐに、それが自分にも意識されて、その対象や理由が分かってきて、そうして怒りや憎しみなどの具体的な表情へと変わって行く。だから、驚きや困惑というのは、具体的な感情になる前の、始まりの表情なのである。 |