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2、始めの後の表情。


たとえば「怒り」の場合、確かに他と違う表情をしている。特に目がそうである。怒りの場合、目はその相手を見ている。「おびえ」場合は、相手から目をそらそうとしている。相手を盗み見しながら、相手から逃げようとしている。

しかし、逃げるためには、多少とも相手を確かめなければならず、相手を見て知らなければならない。このような困惑し矛盾した心情が、このような「おびえ」や困惑、「おののき」の表情に現れている。

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