index< 日誌 < av表情< 23-55情緒の世界8「意識を支配するもの」p11 |
( * 不随意とは: 自分の意志とは別に、それ自体が自律して営まれる、顔表面の筋肉や内臓の生理作用をいう) 最初、意図的かつ意識的な行為であっても、何千何万年に及ぶ単調な日常の繰り返しが、やがてそれを無意識で不随意の習慣や習性となって、それ自体が自律した日常と化してゆく。クセやシツケ、常識やタブーといったものがそうである。 このような、半永久的に繰り返される日常の同じことの繰り返しが、自己の肉体のカタチとその肉体内部の生理作用の、固有な特徴といったものを作り出して行く。またそれが目指すところの、内的な傾向といったものも規定している。 そしてそうしたことの、数万数億年に渡る繰り返しが、様々な変異と、新たな「種」を作り出してきたのである。 |