index< 日誌 < av表情< 23-55情緒の世界8「意識を支配するもの」p11 |
あるいはまた、それが自分でも抑えられない感情的な行動となって現れてくるのである。自分の中にある衝動や本能といったものが、そうなのである。そして、このような衝動に私たち人間が支配されているというのは、まったく仕方のないことなのである。 あるいはまた、だからこそ、これこそが自分自身なのである。自分で自分に関与し、自分に対立し、そしてそれを意識するという意味でそうなのである。そして、こうしたことが私たちにとっての自意識であり、その自己認識なのである。 そしてまた、このようにして自分が生きている現実こそが、自分にとって何よりも信ずべきことなのである。これがすなわち、見て触れて感じる、そうした自分自身の感覚なのであり、肉体内部の生きた生理の作用の営みなのである。 そしてまた、そうしたことが自分自身の情緒として、自分の中から感じられてくるのである。 |