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4、連鎖している。


そして、このような自分の現実のすがたといったものが、自分が信じるもの、信じなければならないものなのであって、それ以外のところに自分というのが存在しないのである。

そして、そうした自分というのが、より具体的なカタチとなって人間関係や、人間同士の営みや、その生活のパターンとなって広がり繋がっているのである。連鎖・連動して拡散しているのである。そしてこのような心理状態の整理された秩序が、すなわち、信仰や宗教なのである。

しかしまた人間としては、そうする以外に自分をつかめる方法がないのである。現実を生きている自分とは、このことなのである。しかし、それの元をたどれば、それは自分自身の、そして人間という種全体の生理や神経作用、筋肉や内臓の営みといったものから来ているのである。人間が生きている肉体のカタチがそうなのである。

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