| index＜ 日誌 ＜ aa暗示＜ 23-56「カオス」p2 |
| そしてこうしたことが、自分の中の身体内部の生理の営みによって、身体表面の動きやその表情として現れてきているのである。そしてそれが自分にして見れば、不思議で奇妙な異和感として、まとわりついて浮かび上がって来ているのである。 意識や思考としてではなく、無意識の記憶として。あるいは何らかの記憶のカケラやその痕跡、残存物として、意味不明のまま残り続けているのである。だから自分でもそれが何なのか分からないまま、それが自分を突き動かし、気にもなって仕方がないのである。 たしかにこれは、何らかの出来事やその印象の、記憶の痕跡なのである。そして、それが自分でも何のことなのか思い出せないのである。そしてこうしたことが、自分の意識の根底にあって、自分の無意識の世界を支配しているのである。そしてまたこれが、自分自身の意識と思考のパターンを作り出す根源になっているのである。 |
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