index< 日誌 < c信じるもの< 23-57「仕草の表情」p7



1、傾向。


馴れによるクセや習慣への執着は、無意識の思い込みと、偏見に基づく性格や感覚の傾向といったものを作り出す。それはまた、人間同士の間で優劣に基づくや序列といった関係を作り出す。これが秩序である。

まさに頭の中の常識自体が、このような自己の生存のスタイルに基づいて正当化され、信じられてきたのである。このような、自らの生活様式といったものが、自分たちの「信じるもの」の根拠となってきたのである。

好みや嫌悪などの感情もそうである。またそれが性格や気質にも影響していて、感覚の感じ方も、ある方向だけに特化し最適化する傾向を示す。そうでなければならない、そうであるはずだ、それ以外にないといった具合にである。

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