index< 日誌 < c信じるもの< 23-57「仕草の表情」p7 |
あるいは、もっと無意識に自分でもそれと気づくことなく、それを当然の当たり前のこととして受け入れている、シツケやマナーなどといったことがそうである。 このようにして生活がルーチン化され、習慣化されることによって、それがその社会の全体としての常識となり、暗黙の合意事項、共通の共有意識となってゆく。また、そうして始めて、集団としての社会が成り立ち得るし、それが秩序として認められるのである。 あるいはまたそれは、既存の習慣や常識に基づく、自己の有利な立場を利用する階層を生み出すと共に、それへと大衆を誘導して行く。また、旧来のそうした特権層に取り入って、それと結びつくことによって利益を得ようとする、寄生的な中間層を生み出す。 |
index< 日誌 < c信じるもの< 23-57「仕草の表情」p7