index< 日誌 < c信じるもの< 23-57「仕草の表情」p7



7、肉体内部の表現。


自分たちが生きている生存と存在のスタイルが、馴れと習慣によって成り立っていて、そうしたことの数十数百年に渡る繰り返しが、自分でも意識されざる先入観や常識を作りだしてきたのである。

たとえば、東アジアにおける「儒教道徳」などがそうである。上意下達、目上の者への問答無用の絶対的服従、権威への盲目的従順性、といった不可解な現象がそうである。

こうしたことは、政治体制や社会システム、それに信仰や宗教全体について言えることなのであるが、むしろその出発点になっている、人間の顔の表情や仕草に絞ってみると、よりはっきりと見えてもくるし、理解もされてくる。なぜならそれは、本人自身の肉体内部の営みの、直接の表現だからである。

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