index< 日誌 < c信じるもの< 23-58「続、仕草の表情」p3



1、コミュニケーション。


たとえば、クチを固く閉じる(歯を食いしばる)とか、凝視(見つめる)といった表情がそうである。こうしたことは本来、その人の性格とは直接の関係のない仕草やクセといったものなのである。

しかしそうしたことが、現実のコミュニケーションの中の無意識の思い込みによって、自分の意志の表現手段にもなっていて、そしてまた同時に、自分自身の意志をたしかめ納得するキッカケにもなってきたのである。

しかしこの場合、それが実際に自分の意志であるかどうかは別のことなのであって、ただたんに本人がそうでありたい、そうであるはずで、そうでなければならないから、無意識にこのような仕草をとるようになっているのである。現実の、自分と世間とのかかわり方が、自分をして、そうせざるを得なくしているのである。

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