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自分でも気づかず、知らず、意識せぬまま、そうした日常の世界の中にいるのを自らの傾向として持つに至る。それが自分であると思い込むのである。そしてまた、このような思い込みと偏見の必要が、自分たちの信仰や信じるもの、そして自意識といったものを作り出しているのである。 しかしこうしたことは、人間が生きて行く上で避けられないものである。それは必然であり、必要なものなのである。それは生きて行くために、人間のだれにとっても必要なものであって、そうやって人間同士が繋(つな)がり、上下の関係が作り出され、社会というのが成り立っているのである。 |
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