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社会として成り立つためには、それが秩序とつながりを持つための「理由」といったものが、どうしても必要なのである。このような自分たちの心の拠りどころと、そして自分自身の自意識の根拠となるものが、どうしても必要なのである。 それは何でもよく、どうでもよく、ただ自分たちに理由と根拠を与えてくれさすれば、それでよいのである。社会に安定と秩序をもたらすものであれば、内実などどうでもよいのである。 ただ表面上だけでも自分たちを納得させてくれさすれば、それでよいのである。そうやって安心もし、不安も取り除かれて、いつもの日常と自分に戻ることができるのである。自分を取り戻すことができるし、自分が自分であり続けられるのである。 |
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