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そしてこれだけが取り柄になっていて、そしてまた、これだけで生活が保障されて、だれからも支持され、共感もされ、自分たちは仲間なのだという自意識を与えてくれるのである。心の拠り所と安心・安全を保障してくれるのである。 しかしまた、それは反面、そうしたこと自体が、そうでない者を必要とし、そうでない者を創り出す。「仲間」という概念自体がそうでない者を必要とし、それが必須の条件、前提になっているのである。 ただそうすることで「仲間」などという世界が成り立っているのである。それはまた同時に、そうした序列と上下の身分関係が支配する世界なのである。そしてこれは、本人の意志というよりも、その社会全体の文化の成り立ちなのである。 |
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