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6、なりすまし。


だから、何でもかんでも大げさに言ったり、知らないことを知っていると言ったり、出来ないことを出来ると言ったり、そうしたことがごく普通の当たり前に行われている。つまり、「なりすまし」の世界なのである。

アイデンティティーというか、自己意識というのをどこかで喪失しているのである。「自分の考え」というのがないのである。何かそれを「自分の考え」のように思ってはいるのであるが、そうした思考パターン自体が、他人のものの受け売りと、その「なりすまし」から始まっているのである。

そしてこれが自分の意志であり、考えなのであると思わせてくれるのが、国家とマスコミの役割なのであって、そしてこれを「迎合する」というのである。そうやって、何もかもが上手くおさまって、争いもなく、だれもが安心して安全に暮らして行けるのである。

かつてのインドのカースト制度がそうであり、東アジアの儒教の規範がそうなのである。要するに、人間を奴隷化するのである。

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