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それは、現実を生きている自分自身と、その相手や周囲との係(かかわ)りの中でカタチ作られてゆく。そしてまた、その中でのみ私たち人間は、自分の情緒や感情といったものを感じ、自覚し、意識し、そしてまた自分自身といったものを知ることが出来るのである。すなわち、感情を共有し、交流し合い、そして自分でもそれを意識しているのである。 このような自分自身の中の身体の働きなしに、また、その身体のカタチや、その内的システムの営みなしに、揺れ動く感情や情緒の営みといったものは起こり得ず、自分に対する意識も自覚されることがないのである。 そしてこのような、自分自身の肉体表面の表情や身振り、そして自身の身体内部の、自分の意思が届くことのない自律神経や生理作用の情緒を通してのみ、私たちは自分自身というのを知ることが出来るのである。 |
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