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2、偶然。


このような連鎖する偶然の営みの結果が、いま生きている自分のすがたなのであり、またそれが現実とのかかわり方なのであって、自分という自己認識と自意識の背景になっている。

そして私たちは、このような不自由で不随意な、無意識の世界によって支配されている。また、それによって規制され、そしてまた、それ自体が「導かれている」。

このような条件や制約自体が、自分たちの歴史と未来を方向づけていて、それがまた、自らの「傾向」ともなっていて、そしてこの制約自体が、未来へと向かう要因なのであり、動機になっているのである。そうしてこれが、自らが向かうべき方向をあらかじめ決定しているのである。

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