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そして身体だけが、行き先と目標が不明のままで、行動とその停止の間で行ったり来たりしているのである。行動へと駆り立てられ動こうとするのであるが、何をしたらよいのか分からず、すぐに再び戻っては行動へと出て行こうと、結局どうにもならない同じことを、際限なく繰り返しているのである。 つまり、これが手足の震えであり、痙攣(けいれん)であり、おびえ戦慄(わなな)き、困惑している状態なのである。そして、このような不安定で、パニクった肉体内部の状態が、「めまい」や手足のしびれ、心臓の圧迫や、呼吸困難、そして引きつった顔面の表情として現れているのである。 しかしまた、そうしたことは自分の中で、すぐに解決されねばならないことであって、その原因を理解した上で、その目的と手段を選択し、すぐに行動に移行せねばならない瞬間なのである。要するに目標を定めて、自分の身体と意識のすべてを、その方向へ向けて再編成し、整え、何かしらの行動へと向かわねばならない瞬間なのである。 |
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