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人間が何かを考え込んだり、行為をしたり、あるいはまた、何か指先だけの細かく難しい作業をするとき、・・・等々。要するに、何かに神経を集中するとき。人間は、その表情や顔つき、人相というのをどこか一点に集中する。 これは自分の相手であったり、物であったり、あるいはそうした対象がない場合でも、どこか一点に表情を集中する。何もないのに遠くに何かを仰ぎ見るときなどがそうである。 集中するというのは、集中する対象があるからそうするのであって、この対象、または相手に対して神経を集中し緊張しているのである。 そしてこの相手は、自分で自分を意識する、そうした場合の自分自身に対してもまた、そうなのである。しかしこれが、より本質的なのである。相手を意識するのは、それ以前に、それを意識する自分を意識しているのである。それは、現実には見えない、自分自身の内面に対する意識なのである。 |
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