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7、歴史としての自己の肉体。


すなわち、このような人間にとっての意識や感覚は、自分自身の中の祖先の記憶が、肉体というカタチで遺伝されてきた結果なのである。

だからまた、そうした自分に対して何か違和感や恐れを感じて当然なのであって、それは自分の中で生きる祖先の記憶が、現在を生きる私たち自身に対話を求めているのである。言葉にならない何かを訴え続けているのである。

そしてまた、それなくして私たちは生きて行くことが不可能なのである。なぜなら、それが自分にとっての歴史そのものだからである。そしてこれが、自分が自分であるという自己の同一性なのである。自分で自分の世界を見ていて、そうして自分を感じて、そして確かめているのである。


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