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9、肉体のリズム。


正直なところ、この自分の肉体を通してのみ、私たち人間は自分を知ることが出来るし、また、他人に対しても、外の世界のなにごとに対しても、それを知ることが出来るのである。「知る」ということ自体が、人間にして見れば、自分自身の身体を通してしか知りようがないのである。

だからまた、この自分の肉体こそが自分のすべてであって、また、この現実世界のすべてが、この肉体を通してのみ知られてくるのであって、従ってまた、この自分自身の肉体の営みの中に、自分のなにもかもが、そして祖先の記憶といったことも知られてくるし、理解もできるし、それを感じることもできるのである。

それは思考や観念の世界ではなく、より直接的で感覚的な、感覚の衝動や本能として、あるいはその生理や神経の無意識の反射作用のリズムとして知られてくるのである。心臓の鼓動や、呼吸する息の音色やリズムとして伝わってくるのである。


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