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3、目的のない動き。


身体の末梢神経や運動筋肉はすでに行動に入っていて、運動のエネルギーはすでに全力で放出が始まっている。脳からの指示が来る前に、すでに筋肉の反射的な運動が始まっているのである。

しかしながら、脳からの指示がない以上、停止して待機しなければならず、始まっている運動を停止して元に戻さねばならず、そしてこのような筋肉の始まりと停止の、終わりのない際限なき繰り返しが「ふるえ」という身体の仕草なのである。

震えと共に、唇(くちびる)もワナワナと震え出し、声が出なくなったり、意味不明な叫び声を発したりする。あるいは身体全体が急に固まったりする。鳥肌が立ち、顔面蒼白になったりもする。要するに、神経がマヒしている。

そうした混乱した意識の判断と、身体の通常の動きの間で身体がマヒしている状態なのである。意識が適切な判断を出せないでいる以上、それは仕方のないことであって、とは言ってもそれで済ませられる訳でもなく、身体はどうしたら良いのか分からずに、目的のない意味不明は動きを続けているのである。

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