index< 日誌 <au錯覚<23-84偏向1「クセの傾向」p12 |
人間は弱く、個人差もあって、他人にすがって生きて行こうとするのである。そうして、自分が見るもの、聞くもの、触れるもののすべてが、自分たちの都合に合わせた偏見と偏向に基づいたものになっている。人間の感覚と、その感じ方、そして思考のパターンがそうなのである。 人間は自分が望んだり欲するものしか見えず、見ようともせず、見えてもならず、また、そうした自分に気づいてもならないように出来ている。そうすることで、世の中が波風立たずに丸く治(おさ)まっているのである。 しかしまた、このような無意識の観念化、そうした関連付け、直感的な思いつきや「ひらめき」といったものが、個人的な偏見や傾向、そして実体なき印象といったものに多かれ少なかれ結び付いていて、また、その影響を強く受けている。 |
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2019-0101-0104