| index＜ 日誌 ＜au錯覚＜23-84偏向１「クセの傾向」p12 |
| あるいは、緊張するのとは全く正反対の場合。 すなわち、意識と筋肉が緊張と集中から開放される場合である。顔の筋肉と神経は、外に向かいながら緩み、バラバラになって解き放され拡がって行く。これは、喜んだり、笑ったり、リラックスしたときの顔の表情である。表情というのが、顔の中心から外へ向かって拡がって行くのである。 いずれにしても、感情や情緒と言っても、それは実際には自分の中の肉体の生理や神経の作用のことであって、またそれの反映としての筋肉や身体組織の動きのことなのである。 そしてこれが、現実の感情や情緒なのであって、そうした自分の肉体の感じ方でもって自分を意識しているのである。自分の肉体の感覚が、自分を意識させている。意識が肉体を意識し、そうして自分を感じているのである。 |
index＜ 日誌 ＜au錯覚＜23-84偏向１「クセの傾向」p12
2019-0101-0104