index< 日誌 <au錯覚<23-84偏向1「クセの傾向」p12 |
これはむしろ、刺激というよりも、苦しさや辛さ、喜びや悲しみ、恐れや「おびえ」、快楽といった自分でも意味不明な、得体の知れない肉体内部からの反響なのである。閉じた肉体の中から、何かが反響して浮かんできているのである。肉体内部でコダマし乱反射を繰り返しながら押し出されてきているのである。 このような自分の肉体の営みでもって、自分自身の感情や情緒といったものを感じ取っているのである。そしてそれは、自分の肉体に対する意識の自覚なのである。自分で自分を意識する「自意識」なのである。 そして、そうした心の動きが、肉体表面で最も目立ってよく見える場所が、人間の顔の動きであり、その表情なのである。 |
index< 日誌 <au錯覚<23-84偏向1「クセの傾向」p12
2019-0101-0104