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4、錯覚。


このような、始まりは偶然の気まぐれや思い込み過ぎなかったもの。あるいはまた、そうした心の動きを作り出した、自分の中の無意識の世界といったもの。このような、自分を何かしらの情緒や行動へと誘う無意識のサインや印象、そしてその象徴といったもの。

そうしたことの積み重ねと、蓄積されたものが情緒を生み出しているのである。そうした心の気分や気持ち、雰囲気といったものを作り上げている。そして、これが「ひらめき」や、何か得体の知れないイメージや、あるいはまた、誇大拡張された思い込みと幻想の世界を作り出しているのである。

しかしまた、そうだとしても、それはただ個人にとっての思い込みと、偶然の錯覚に過ぎないのである。従って、その意味で自由なのであり、だれからも強制されたものではないと言えるのである。つまり、自分の偏った主観が作り出した妄想の世界であって、偶然の錯覚に過ぎないのである。

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2019-0101-0104