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2、暗示。


これは得体の知れない印象や象徴の世界であって、それだけでは何のことなのか分からないのに、何かのハズミやキッカケでふと浮かび上がってくるのである。そうであるにも関わらず、それがいったい何のことなのか、自分でもまったく思い当たるところが無いのである。

そうした何か不釣合いで場違いな、そしていつまでたっても不可解で不思議な、何かしら正体不明の閃(ひらめ)きや、本能的な衝動とでもいったものである。

つまり、いったんどこかで記憶として意識されていたことが、いまとなってはまったく思い当たるふしのない、ワケの分からないものになっている、そうした自分でも捉えどころのない、得体の知れな正体不明の世界である。

戻る。                続く。

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2019-0104-0113