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6、バランス。


いま、私たちが見ているものは、そうした自分たちの過去からの継続の結果なのである。だから、これが客観性なのである。自分の意志や思い込みでは、どうにもならない客観的な事実であり、存在の必然性なのである。

そして、これが方向性をもっているということ。そしてまた、そうした方向を指向する傾向が、もともと自分の中にあるということである。そして、このような自分の中の傾向といったものが、外の現実とのバランスの中で取捨選択されて行くのである。いまある傾向が選択されてきたということである。

そうしてバランスに適合したものだけが、ずっと後々にまで生き残り続けるのであって、それ以外の者は、いつの間にか消えて無くなっているのである。そして、その結果が現在なのである。

戻る。                続く。

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2019-0101-0104