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2、習慣。


馴れや習性が本来持っていた機能や役割とは別のところで、それとは離れたところで、それ自体のために、それが持つ実際の効果や役割とはかかわりなく、あるいはまた、本来の効果に反してさえも、自己といったものを貫き通し始める。

現実の実際の効果や役割とは係りのないところで、馴れや習性といったものが「一人歩き」を始める。そしてまた、それが自分の体内の神経や生理や感覚と連鎖・連動し、関連付けられて、一つの情緒のあり方として定形化してゆく。

そうして、自分でも何か分からない、得体の知れない強制力として自分を支配し動かして行く。馴れや習性・習慣といったものが、一つの情緒のカタチとなって、無意識の世界で自分を支配し動かしている。

戻る。                続く。

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2019-0104-0113