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4、探しもの。


前例がなく、また、そうした記憶も経験もない。従って自分で、それも自分の中で見つけなければならない。他人とは、どうしても対処の仕方が、どこか違ってくるのである。

またそれ以前に、他人がするそうした場合の対処の仕方を知らず、また、そうした前例がないのである。従って自分で、自分の中で、探さなければならない。無いものを探さなければならない。

そうやって、嫌でも自分が自分とかかわり合うことになる。いま現実に生きている自分と、いまだ現実には存在しない未知の、自分でも知らず、気づくことのなかった自分と係り合うことになる。そしてこれが、未知と遭遇した場合に、自意識のカタチとして現れているのである。

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2019-0113-0120