index< 日誌 <ai原理< 23b-20「続、歴史の必然性」p11

6、必然性。


それを動かしている、目には見えない秩序の必然性、規則性といったものを知ることが出来るのである。また反対に、このような民族の気質や気性の理解なしに、その民族の文化や歴史を知ることも不可能なのである。

たとえば、その民族の歴史をカタチ作る自律的な変化の特徴といったものが、それである。危機に際しての規範とされる、定形的な対応の仕方などがそうである。そしてそれを判断し行動する、その原理の必然性といったものが、そうなのである。

その民族が民族としてあり続ける、精神の拠り所といったものがそれなのである。そしてまた、その思考と行動の規範がそうなのである。それしかあり得ず、そうとしかなり得ず、そしてこれからもそうであり続けるという意味で、そうなのである。

戻る。                続く。

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2019-0113-0120