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2、感覚器官の前方配置。


目は大きく見開かれ、そしてどの方向へも向けられるよう背筋を伸ばす。クチは開かれ息を瞬間的に止めて、瞬時の突発的な行動へとカラダを動かせるように緊張している。ほんの一瞬の瞬間的な動作である。

しかしすべては、その現実の対象へと、または、対象を求めて神経が集中されていて、顔の表情と、その様々な筋肉のシワや起伏がそれへと向けられ、集中され、方向づけられている。

顔正面の感覚器官が集まるところの状態がそうなのである。顔表面の筋肉の起伏や模様、血色の色や血管の動きといったもののすべてが、その同一の目的、すなわち、未知のものを確かめるべく連携し、時間的にも連続し調整されている。そしてこれが表情なのである。

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2019-0113-0120