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2、神経の緊張。


しかし、この敏感に反応する体毛の、触覚としての毛の逆立ちやトゲへの変化といったものは、驚いた時の筋肉の反射作用であると同時に、脅威に際しての、神経を集中し緊張させるという身体の生理作用から来ている。事実、小動物のヒゲは頭部の重要な触覚であるが、それは顔の最も突き出た鼻の先の体毛から発達したものである。

すなわち、身体表面全体の感覚を最大限に注意している。すなわち、身体表面全体の感覚の異常な緊張と集中に基づいている。体毛を逆立たせ、これを触覚として温度や風の方向、生っぽい人の気配などを感じ取ろうとしている。

とすると、身体表面の感覚が異常に高められ、毛も逆立つ。そしてこうしたことが鳥類が興奮したときに、羽毛を直立させて自分を大きく見せたり、ハリネズミがトゲを直立させることになったのである。

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2019-0113-0120