index< 日誌 <av表情 z自意識< 23b-23「怒りの表情」p10

7、宿命。


しかし同時にまた、それを誰も見ておらず、相手が自分よりも弱い立場の者であると確信した場合は、どんな際限のない残酷なことでも平気でする。そもそも自分の意志がないのだから何をしても、また、何をされても平気なのである。

まったくドレイと同じで、どんなことでも、それがどうにもならない自分の宿命としてあきらめるのである。あきらめることが出来るし、あきらめるしかないし、あきらめなければならないものと信じているのである。

要は、そうした心の中というのが、顔の表情となって出てきているのである。そして、顔の表情というのが自分自身に対してではなく、常に、他人の中でしか自分を意識することが出来ない、そうした自意識がそのまま現れているのである。

戻る。                続く。

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2019-0113-0120