index< 日誌 <av表情 z自意識< 23b-23「怒りの表情」p10

9、自由が理解されない。


それは本人にしてみれば、ただまわりに合わせて仕方なくそうしているだけなのであって、まわりがそうだから自分もそうであるべきで、そうしなければならないのであって、自分が自分の中で本当に納得してそうしているのではないのである。

これは自分たちが決めた法律に対する考え方と同じで、それは、あくまでも自分にしてみれば、外面的な体裁に過ぎないのである。しかしまた、本人にしてみれば、自分というのがそれ以外にないのである。だからまた、本当の意味での人権も、個人の自由も理解されることがないのである。

そして、この理解できないというのが、「自分たち」という世界の人間なのである。そして、そこから離れて生きて行けないし、自分の存在を見い出すこともないのである。そして、これが自分の存在の理由になっているのである。

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2019-0113-0120