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2、信じる。


いずれにしても、どこかの集団の中に入ろうとするのである。自分は集団の中に居ることで守られているのである。そしてその中で、少しでも最大多数派であろうと努力するのである。そうすることで、自分がその集団の中で、たとえ少しでも上の有利な立場を得ることが出来るのである。

要するに、「自分の考え」というのが無い以上、それを集団という他人の中に求めざるを得ず、そしてこれを自分の考えであると思い込んでいるのである。また、そう思い込まねばならないのである。そしてこれが、他人よりも優れた自分の賢い生き方のように思えてきて、自分のプライドと自意識になっているのである。

これが自分にとって最も有利な生き方であると信じているし、また実際に、このような世界では、たしかにその通りなのである。それ以外の生き方というのが許されないように出来ているのである。

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2019-0113-0120-B